いちおしの作品2
ピーター・パン
日本初演はそれを受けての八一年。
以来、毎年上演され、二〇〇〇年で二〇周年を迎えている。
何よりストーリーがいい。空を飛んで妖精の国に遊びに行き、大人のいない自由な暮らしをめいっぱい楽しんで、海賊やインディアン相手のドキドキ・ハラハラの冒険も体験し、でも最後にはちゃんと母親のもとに帰って抱きしめられる。
子供の夢を絵に描いたようなメルヘンだ。
しかし、それを大人の視点から見たとき、楽しさの底から何ともいえない苦さと哀しさが湧き上がってくるのが、この作品の奥深い魅力なのである。