持続可能な林業をめざして 9
持続型林業は、単位面積当たりの収量という点で、短期的には収奪型伐採より劣ることがしばしばありました。
また、森林が持っている木質以外の価値に対する認識の高まりにつれて伐採可能な面積も縮小していくので、木材需要を満たしながら森林の健全さを保つという2つのニーズのバランスをとるためには、木材需要を減らすことが必要不可欠です。
・・・幸い、世界の産業用材の利用状況をざっと見渡しただけでも、浪費的なだけで役に立っていない木材利用を排除する機会が多く残されていることがはっきりしています。
世界の産業用木材の約半分が製材に挽かれ、4分の1が製紙用パルプとその他の製品に向けられ、8分の1強が切断ないし破砕されて、合板、チップボードなどのパネル材製造に向けられています。
木材の最終用途の正確な世界的内訳は詳らかではないが、建築業界がもっとも大口の消費部門になっていることは確かです。
数字がはっきりしている北アメリカとヨーロッパでは、製材、パネル類の最終用途としては、新築家屋が他を大きく引き離して最大部門になっています。
建築部門には浪費が充ち溢れています。